日本老年医学会雑誌
Print ISSN : 0300-9173
Polymyalgia rheumatica 6例の臨床的検討
金丸 和富名倉 博史大山 俊郎朝長 正徳
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1986 年 23 巻 5 号 p. 469-476

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抄録

1. 当院における polymyalgia rheumatica 6例の臨床的検討及びその内2例 (痴呆合併例, 眼瞼下垂, 複視合併例) の症例提示を行った.
2. 臨床症状では, 四肢近位筋痛, 体幹痛, 関節痛, 発熱, 体重減少が特徴的であり, 血沈亢進, CRP強陽性など強い急性期反応を示した.
3. 生検例, 剖検例において血管炎の存在は認められず, また, 体液性免疫異常を示す所見もほとんど得られなかった.

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